犬と人間の関係学
7/30 ピットブルって何故嫌われるの?~危険犬種の神話を紐解く

私たち人間の「最良の友」と言われる犬ですが、私たちは大切なパートナーである彼らを時には「危険」呼ばわりしてしまうこともあることをご存じですか。
私たちの社会では、特定の犬種を人間に危害を及ぼしかねない犬たちとみなし、対策を講じたり、その犬種について規制を設けたりと、「危険犬種」として扱ってきたという歴史があります。
それでは、この「危険犬種」という概念は具体的にどういった犬たちを指すのでしょうか。そして、そもそもこの「危険犬種」という概念は何故、そしてどのようにして生まれたのでしょうか。「危険犬種」の歴史を見てみると、実は、危険とみなされる犬種は常に特定の犬種を指すものではなく、その時々によって変化していることをご存じですか。さらには、「危険犬種」の法令はどうなっているのでしょうか。世界ではどのようにして「危険」とみなされる犬たちが規制されているのでしょうか。また、咬傷事故などの実際の犬たちが呈する危険に関する実態はどうなっているのでしょうか。
このようなことを紐解いていくと、「危険犬種」という概念は、実際に特定の「犬種」が人間に危害を及ぼすリスクが高いというわけではなく、その犬たちを「危険」とみなす社会的情勢・状況、そして飼い主である人間や環境と言った様々な要素が「危険」を作り出していることが浮き彫りになります。
この回では、このような「危険犬種」という概念に焦点を当てて、私たち人間と犬の関係を見ていきます。
犬との関係をより豊かにし、動物に関する教養を深めるために、人と動物の接点について知識を身に付けませんか。
★ 講師 ご紹介 : 山﨑 恵子

一般社団法人優良家庭犬普及協会常任理事。
一般社団法人アニマル・リテラシー総研代表理事。
国際基督教大学教養学部人文学科卒。
獣医師の娘であるという生い立ちから動物と人間の相互作用に関心を抱き、1989年の「人と動物の関係に関する国際組織(IAHAIO)」のモナコ大会に始まり、その後3年ごとに開催される大会に毎回出席し数多くの発表も行ってきた。IAHAIOの元理事でもある。
80年代半ばから動物介在活動・療法の情報機関のパイオニアである米国デルタ協会(現ペットパートナーズ)の会員となり、その後協会認定のボランティア教育インストラクターとなり、日本唯一のインストラクターとして多くのボランティアに長年にわたって情報を提供してきた。
また、いくつもの動物介在プログラムの立ち上げをコーディネーターとして支えてきた。現在は協会を離れ、一般社団法人アニマル・リテラシー総研を創設し、同法人の代表理事として、独自の教育カリキュラムを立ち上げさらなるボランティア育成を進めている。動物との接点に関しては、犬猫のみならずモルモットやウサギなどの小動物の飼育経験も豊富である。
【 日程 】
2022年7月30日(土) 19時-21時
【 形態 】
オンラインでの開催となります。
【 講師 】
山﨑恵子
一般社団法人 アニマル・リテラシー総研 代表理事
一般社団法人 優良家庭犬普及協会 常任理事
【 受講料 】
一般 2,750円(税込)
当会会員 2,530円(税込)
【 主催 】
一般社団法人 優良家庭犬普及協会
【 共催 】
一般社団法人 アニマル・リテラシー総研
【 申込み 】
①下記のお申込フォームから
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